店長の挨拶
英国インテリアデザイン研修レポート
2015.9.21.
憧れの国だったイギリス。ロンドンに滞在しているのだと思うと、ゆっくり眠っていられない。毎日のように早起きしてホテルの周囲を散策した。ロンドンの街を歩くと、分量の違いはあるけれど、塗装や石造りの「ホワイト」、レンガの「オレンジ」、フェンスの「ブラック」の3色で多くの建物が構成されていることに気付く。法律で外観の保護が義務づけられているという。街全体に統一感があり、美しく調和している。
期待と不安でちょっとドキドキだったKLCのキャリアトレーニング。同じ建物にインテリア関係の事務所やショールームがあり、隣でFOCUSの展示会もあった。
DECOREX2015の会場を巡って、創作的なマテリアルが特に印象に残った。手仕事によるはめ込み細工の木の床材やStoneやMetalを使った創作的な照明、独創的な素材感の絨毯やカーテン地は、オリジナリティのある上質な空間を設える。
伝統の中に現代的な感性を取り入れる「ロンドンらしいExpressive Interias」の装飾には、生地や絨毯などに使われる抽象柄・幾何柄・日本的な柄・トラディショナルな柄が、よく似合う。それぞれの展示会で、日本の「紋様」や「日本画」などの絵柄が、カーテンや絨毯に使われていた。日本の伝統美がいまのトレンドとして認められていることが嬉しかった。
Piccadilly CircusにあるHam Yard Hotelのフロントとロビー。キット&ケンプ氏がデザインし、“アーバン・ビレッジ”と呼ぶ現代的なホテル。いろいろ廻った中で、一番宿泊してみたいと思ったのがこのホテル。オンリーワンを目指すロンドン、固有の文化を持つ日本もやはりオンリーワンであるはず。私たちの日本文化、日本らしさを感じさせるモノ作りでありたい。
- 2018.03.18
- 12:34
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